それでは散歩から始めよう。
菜園で最も初歩的なプロセスは散歩。しかし、散歩はずっと上のレベルでも使われる。
菜園の散歩では、注意を自分の体ではなく周囲の環境に向ける。
事務系の仕事をする人は、注意がある程度固定された距離にある物体 ―
コンピュータのディスプレイなど ― に固着されがちだ。菜園理論では注意が何かに
長時間固着しているのを良くないことだと考えているので、散歩を勧める。
コミュニケーションコースやオーディターの訓練で行なわれているTR0 ― 向かいあって
座った2人が互いを見つめつづけるあれ ― は理論に反する実践で、廃止すべきだと
私は思う。残念ながら、フリーゾーンもこの悪い習慣から抜け出していない。
健康上のリスクとして、エコノミークラス症候群も無視できない。
オーディティングを施している間にオーディターが居眠りするのは、TR0で防げる
問題ではない。オーディターは十分な睡眠を取り、十分に散歩した方がいい。
最終更新:2006年08月26日 09:38